[405]あしあと / zero1569

 ある夜、私は夢を見た。
 わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
 暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
 どの光景にも、砂の上に二人のあしあとがのこされていた。
 一つはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。

  これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
 わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。
 
 このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。
 
 「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、
 あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、
 わたしと語り合ってくださると約束されました。
 それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
 ひとりのあしあとしかなかったのです。
 いちばんあなたを必要としていたときに、
 あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、
 わたしにはわかりません。」
主は、ささやかれた。
 「わたしの大切な子よ。
 わたしは、あなたを愛している。
 あなたを決して捨てたりはしない。
 ましてや、苦しみや試みの時に。
 あしあとが一つだったとき、
 わたしはあなたを背負ってあるいていた。。。」
 キリスト・イエスに敬礼。。。

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